Angel Bridgeの元インターン生の東京大学経済学部4年生の迫嵩明と申します。
Angel Bridgeでは、2023年10月から2025年4月まで約1年半勤務させていただきました。
2026年4月からは外資系投資銀行の投資銀行部門に就職する予定です。
私は学生時代を通じて6社ほどの長期インターンシップに参加してきましたが、その中でもAngel Bridgeは最も自己成長できたおすすめのインターン先だったので、Angel Bridgeでインターンとして働くことの魅力を少しでもお伝えすることができれば幸いです。
私がAngel Bridgeでのインターンを探していた時期は就職活動を控えた2年生の10月でした。、就職先には戦略コンサルや投資銀行などのプロフェッショナルファーム(プロファーム)を志望していたため、就職活動前の土台を固めること、スタートアップ投資への興味関心という2軸でインターンを探していました。
第一に、「就職活動前の土台を固める」ことについてです。
プロファームに内定するためには、できるだけプロファーム出身者が多い環境で責任感を持って働くことが重要だと考えていました。実際、Angel Bridgeは他の長期インターンシップ候補先と比べて、少数精鋭で投資銀行や戦略コンサル出身の方が多いVCであったこと、過去インターン生記事を拝見して、インターン生に対する要求水準が高く、ソーシングや投資検討、ハンズオン支援まで投資業務の深いところまで携われると知り、応募いたしました。
第二に、「スタートアップ投資への興味」についてです。
私自身、起業経験もありましたし、過去4社のスタートアップ、他VC1社でのインターンシップ経験があり、スタートアップへの興味関心が強かったです。また、大学では株式投資サークルに所属しており代表も務めていたので、スタートアップ投資に対する解像度を上げたいと考えておりました。Angel BridgeはSaaSなどのITサービスのみならず、宇宙やバイオなどのディープテック領域など複数の領域にて投資活動を展開している数少ないVCだったので、インターンを通じて幅広い領域のスタートアップへの目利き力を高めたいと思いました。
ソーシング
ソーシングとは、投資先候補となる企業を発掘する業務です。インターン生はデータベースを活用して候補企業を抽出し、ロングリストの作成や、設定した評価軸に基づくカテゴライズを行います。
さらに、起業家との面談に同席し、社内共有用の議事録を作成する役割も担います。その際には、担当キャピタリストと共に「このスタートアップのビジネスの本質は何か」「現状をどう評価できるか」「投資によるリターンの可能性はどの程度か」といった観点で議論を行います。
こうした業務を通じて、スタートアップ投資を検討する際に不可欠な視点を身につけるとともに、限られた時間で情報を構造的に整理する力を養うことができます。
投資検討
ソーシング面談を経て有望と判断されたスタートアップは、投資検討のプロセスへと進みます。
最初に、市場や競合状況を簡易的にリサーチし、スタートアップから提供いただいた事業実績や計画を基に、主要KPIや顧客のプロダクト利用状況を分析するデューデリジェンスを行います。
Angel Bridgeでのインターンの大きな魅力は、この本格的なデューデリジェンスに深く関わることができる点にあります。
キャピタリストと共にデータを分析し、その結果を投資検討用の資料にまとめ上げるプロセスを実際に経験できます。
図1:実際に作成したスライド (XAION DATA社の投資検討資料。後述の投資の舞台裏にて掲載)
記事作成
ベンチャーキャピタルについての理解を深める記事(スタートアップアカデミー)や、なぜAngel Bridgeが投資したかを説明する記事(投資の舞台裏)、海外で大きく成長しているスタートアップを特集する記事(USベンチャー)を書いています。
スタートアップアカデミーや投資の舞台裏は、キャピタリストにインタビューを行いながら記事を書くので、「どのような投資仮説で投資したのか」などキャピタリストの視点を言語化することができる良い機会になりました。
また、USベンチャーは、私の興味のあるAI領域について、世界のトレンド、「日本で同じ事業をするとしたらどのような戦略を取るべきか」など考えるのが楽しかったです。
ホームページ流入数の改善
投稿した記事の閲覧状況やキーワードごとの流入などを分析し、Angel Bridge全体のマーケティング施策を検討します。実際に、SEO流入の多いワードを分析し、そのワードに沿って過去の記事のリライト、新規記事の作成を行いました。結果的に、記事の流入数が1年前と比較し約2倍となり、非常に達成感がありました。
業務内容がソーシング、投資検討、マーケティングなど多岐にわたる上、複数のキャピタリストから仕事の依頼があるため、インターン中はマルチタスクを常にこなす必要がありました。
入社したばかりの時は、タスクの優先順位付けを上手く行えなかったため、期日までに期待通りのアウトプットが出せないことが多々ありました。
そこで、優先度の高さごとにタスクを振り分けると同時に、社員とのタッチポイントを自分からセッティングし、進捗とアウトプットがイメージ通りかを確かめるなどを心がけました。
これらの試行錯誤が功を奏し、現在のインターン先であるPEファンドではマルチタスクを苦労なくこなせていますし、社会人になる上での基礎を身につけることができました。
Angel Bridgeでインターンしてよかったところの一つとして、Excel、Powerpointのスキルを身につけることができることがあります。プロファーム出身の方に、Excel講座やPowerpoint講座を開催していただいたので、ショートカットや効率的な作業方法をすぐに習得することができました。また、業務を通じて、Excelで投資検討先の分析を行ったり、Powerpointで資料作成をする機会が多々あり、その都度キャピタリストの方が丁寧にフィードバックしてくださるので、ハードスキルは間違いなく向上すると思います。
Angel Bridgeでの経験は就活時にとても役に立ちましたし、社会人になっても活用できるスキルを学ぶことができます。
Angel Bridgeでは、ITサービスからディープテックまで様々な領域の投資検討に関わることができ、業界理解が深まります。
また、Angel Bridgeでは、投資委員会において「なぜその会社に投資するのか」をしっかりと言語化し、資料にまとめた上でキャピタリスト同士が議論していました。そのため、スタートアップ投資の際にどのような点に注目するのかを学ぶことができました。
起業家と話す機会
Angel Bridgeでは、BBQやフットサルなど多くの社内イベントがあります。インターン生も毎回参加し、多くの起業家と話します。どういう経緯で起業したか、会社をやっていく中で辛かったことは何かなど、リアルな経験談を気軽に伺うことができます。
図2:投資先の皆様とのBBQ
Angel Bridgeのインターンは以下のような人に特におすすめです。
①コンサル/投資銀行などプロフェッショナルファームに内定している、もしくは興味がある人
Angel Bridgeのキャピタリストはプロフェッショナルファームにて活躍されていた方ばかりであり、彼らと働くことでExcel、PowerPointなどのハードスキルはもちろん、ビジネスコミュニケーション、ロジカルシンキングなどのソフトスキルも身に付きます。
また、私は就職活動前にAngel Bridgeでインターンしていたということもあり、キャピタリストの方に就職活動対策もやっていただきました。コンサルのケース面接前には、コンサル出身のキャピタリストの方に面接官役で対策していただきましたし、投資銀行の面接前には、投資銀行出身のキャピタリストの方に壁打ちしていただきました。就活にも懇意に相談に乗っていただけたので、コンサル/投資銀行に行きたい就活生には本当にお勧めのインターン先だと思います。
②起業・VCを将来のキャリアとして検討している人
Angel Bridgeでは、ソーシング、投資検討、マーケティングといったVCの一連の仕事をインターン生でも任せられるため、スタートアップ、VCに対する解像度が上がります。また、Angel Bridgeの社内イベントなどで投資先の起業家の方とお話しできるため、起業・VCに対する理解度を高められると思います。
③学生時代に集中的に取り組めることを探している人
Angel Bridgeでは業務内容に制限がなく、手を挙げればなんでも取り組むことができる環境であることに加え、週3日以上の出勤がマストとなっている(テストや旅行での休暇はもちろんOKです)ことで、非常にやりがいのある、密度の濃い時間を過ごすことができます。
Angel Bridgeでは、ハードスキル/ソフトスキル共に鍛えていただいたのに加え、投資検討する際の目利き力を上げることができました。また、ゴルフやBBQ、チームディナーなどの社内イベントを通じて、公私共に充実した日々を送ることができました。
すごく親身に相談に乗ってくれる社員の方々ばかりで、就活相談に加え、頻繁に1on1の機会も設けていただきました。
Angel Bridgeは心からお勧めできるインターン先なので是非ご応募ください。
この記事を読んでAngel Bridgeのインターンに興味を持った方はぜひホームページやTwitterから応募してみてください!
図3:Angel Bridgeインターン生とインターン担当の髙橋アリさん